「 いま私たち市民にできること プロジェクト 」
活動の経緯
これまでに経験したことのない甚大な被害をもたらした東日本大震災。国内外のさまざまな市民団体・ NPO ・ NGO が、各地で被災者への支援活動を展開し、多くのボランティアが被災地に駆けつけ、さまざまな人が自分にできることは何だろう、と考えました。
このような「 いま 」を市民の力で全国に伝えたい。そして、テレビや新聞のニュースが減ったとしても、継続的に被災地や支援活動を伝えていきたい。そのように考えた有志が、市民によるテレビ放送を企画し、全国無料で視聴できる BS11 ( 日本 BS 放送株式会社 ) での放送が決まりました。この活動は、世界各地で行われているメディアへのパブリック・アクセスに通じるものであり、市民が企画・運営するテレビ番組の全国放送は国内初の試みでした。
初回、2011 年 4 月 5 日 ( 火 ) に 45 分間の拡大版を放送し、以降、2012 年 3 月まで、毎週火曜日 3 分間のレギュラー放送と、数回の長時間特番の放送を行いました。
放送終了後は、Web に移行し、動画配信、生中継の活動を続けています。いまだ被災地内外の温度差や、さまざまな「 壁 」はなくなっていません 。双方向の情報発信や情報交流をめざして、活動への参加、企画提案をご希望の団体・個人の方はぜひご連絡ください。
10 年目の報告
「いま私たち市民にできること」プロジェクトの報告 : 東日本大震災10年の通過点から
(法政大学メディア情報リテラシー研究より)
https://iss.ndl.go.jp/books/R000000025-I008231248-00